大学から上京を考えているなら知っておきたいこと

大学入学と同時に上京を考えている場合、ワクワクしている反面、色々な不安もきっとあるでしょう。
あらかじめ知っておくと役に立つことをまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

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上京するとどんなメリットがある?

高校卒業までを地方で過ごしてきた人にとって、上京した自分を想像すると、とってもワクワクしますよね。「テレビに出ていたあの店に行ってみたい」「芸能人に会ったらどうしよう」「口うるさい両親とオサラバだ」なんて考えていたりするのではないでしょうか。

妄想を膨らますのも結構ですが、実際のところ東京に移り住むとどんなメリットがあるのかについていくつか紹介していきます。

1.生活が便利

日本一、生活と交通のインフラが整っていて、お店や施設も充実していて、人もたくさんいる場所が東京なので、不便だと感じることがないくらい生活がしやすいです。

住む場所によっては、自宅の200~300m以内ですべての用事が事足りてしまうというケースも少なくありません。

田舎のように30分も1時間もバスや電車を待つ必要はほとんどないですし、車で行かないとお店まで数時間かかるというようなこともありません。

2.東京は楽しい!

「生活が便利」でも触れていますが、お店や施設が東京にはあふれているので、娯楽にも事欠きません。

友人同士やデートで行けるレジャー施設、一人でも時間をつぶせるゲームセンターやネットカフェ、意外と多い緑がいっぱいの公園など、地方よりも種類が豊富で数が多いので遊び尽くすことなんてまずできないでしょう。

社会人になるとなかなか余暇に時間を割けなかったり、人によっては地元に帰ってしまったりということもあるでしょうから、元々の目的である勉学に悪影響が出ない範囲で、大学生の内に東京という大きな遊び場を楽しむのも悪くはないでしょう。

3.最低賃金が高い

大学生になってアルバイトをする人は多いです。そして、東京でアルバイトをすれば、地方で同じ仕事をするよりも100~200円程度、時給が高かったりします。誰だって、自分で働いてもらえる給料は多いにこしたことはないはずです。

東京では物価が高かったり、支出の誘惑が多かったりするので出ていくお金も多くはなってしまいますが、せっかくの一人暮らしなので、色々なことにお金を使って多くの体験をするのも勉強になっていいことなのではないでしょうか。

上京時に両親と相談して準備すること

1.お金はどれくらいかかる?

上京するためには住まいの確保が必要で、まとまったお金がかかります。敷金・礼金などをあわせて30万円~40万円くらい用意しておくと安心で、グレードが高いマンションを希望する場合はもうちょっと費用がかかるかも。

住まいの確保ができたら生活必需品を用意する必要があります。洗濯機や掃除機など一式を用意するとなると10~15万円かかるのが通常で、実家から持ち出せるものは持参する、リサイクルショップを活用するなどの方法で節約するといいかもしれません。

時期や距離によっても変わりますが引っ越し費用も忘れてはいけません。学生のうちからあまり大荷物になる人も少ないでしょうから、基本料金は抑えめになります。ただ、多くの学生は、新生活シーズン直前のいわゆる「繁忙期」に引っ越しをすることになるので、他の時期と比較するとやや割高になります。平均すると5~7万円程度になるでしょう。

合計すると最低でも50~70万円は新生活を始めるためにかかると想定しておきましょう。

2.住民票を移す必要は?

上京する場合、住民票を実家から新しい自宅の住所に移す必要があります。面倒で実家の住所のままにしていたりする人もいるようですが、これは本当はNGです。

例外として、
・新しい住所には1年以上住まない
・メインの生活拠点ではない(他に家があってそちらに主に寝泊まりする)
というケースの場合は住民票を移さなくても問題ないとする判例があったようです。といっても、上京する大学生にこれは当てはまりませんよね。

例えば、大学在学中に運転免許を取得する学生も多いですが、いくつもの公的書類が必要になったりします。実家にいるご両親に逐一お願いする方が面倒なので、新生活と同時にきちんと住民票を移してしまった方が便利ですよ。

上京の不安とその対策

初めての土地で、初めて一人暮らしをするとなれば誰だって不安を持つものです。

「友達はできるかな?」「実家に帰りたくならないかな?」「両親を泣かせるような失敗をしちゃわないかな?」なんて入学前から不安に思っている人にいくつかのアドバイスをお届けします。ぜひ参考にしてみてください。

1.友達はちゃんとできる?「ぼっち」にならない?

実は、大学生活ほど自由度が高く、友達が作りやすい環境はなかなかありません。

その中でもやはり学校やアルバイト先で友達ができるという人が多いようです。学校だけで見ても、入学式で隣り合った人、同じ授業やゼミをとっている人、同じ部活・サークルの人、学内のイベントで知り合った人、友達の友達……などなど仲良くなるきっかけは本当にたくさんあります。

また、アルバイト先では年齢やバックグラウンドがさまざまな人と友達になれます。部活やサークルでも言えることですが、アルバイトのように同じ目的に向かってがんばったり、愚痴を言ったりする関係なので、「仲間」意識が生まれ、非常に深い絆で結ばれ、一生モノの友人ができるケースも少なくありません。

学校外の人は、「友達」とはちょっと違うかもしれませんが、バイト先の社員、フリーターといった社会人や、主婦やシニアの方など人生経験が豊富な人たちと仲良くなれます。

学校やアルバイト先以外にも友達ができる環境はたくさんあります。そして、多くのコミュニティに身を投じることで友達ができるチャンスは多くなるので、積極的に活動の範囲を広げれば自然と友達は増えていき、「ぼっち」になってしまうということはあまりないでしょう。

ただ、中には人付き合いが苦手で「ぼっち」でいたい、という人もいるかもしれません。実はそういった人にとっても東京は適した環境です。街には本当になんでも揃ってますし、最近では一人用であることを売りにしたカラオケや焼肉屋さんが話題になるほどです。

友達をたくさん作りたい人も、一人でマイペースで生活していきたい人も、東京という環境をうまく利用してしまいましょう。

2.「帰りたい……」ホームシックになってしまったら?

これはきっと地方から上京してきた学生が必ず一度は思うことではないでしょうか。特に環境に慣れるまでの不安な時期や、学校やアルバイト、はたまた友人・恋人などの人間関係で失敗してしまったときなど、ふと地元を思い出して帰りたくなってしまうようです。

ただ、このホームシックを経験した人も大半は、時間が経つにつれて特に何も感じなくなったり、むしろ東京から離れたくないとさえ思うようになっていきます。

友達が増えたり、恋人ができたり、勉強や部活・サークル、アルバイトにのめり込んだり、そうやって過ごしていく中で自然と慣れていくので安心してください。

本当の本当に帰りたくなった時は、同じ日本であれば東京から数時間で実家に帰ることもできますから、一時的に帰っちゃえばいいんです。

3.大学生の上京失敗談

・お金を使いすぎてしまう

東京には色々なお店や施設があり、趣味やファッションだけでもついつい使いすぎてしまうなんてことはしばしば。

ある先輩学生の実体験では、高校卒業までに貯めたお小遣いと、ご両親からもらった仕送り、合わせて30万円ほどがあったにもかかわらず、自分の好きなアニメのフィギュアに使ってしまい、たった1カ月で無くなってしまったそうです。

さすがにこれは極端な例ですが、地方では手に入りにくいものが普通に売られていることもあるので、生活に影響が出るほど使い込んでしまうという失敗は、上京あるあるのようです。

どうしてもお金を使い込んでしまって切羽詰まっているときには、ご両親にお願いをして追加の仕送りをしてもらうか、アルバイトで補填するなどして切り抜けましょう。すぐにアルバイト先が見つかるのも東京の魅力ですね。

・単位不足で留年

お金だけでなく、時間を浪費してしまうのもよくある失敗談です。

一人暮らしをしていると、実家暮らしと違って時間の使い方は自由です。親の監視がなくなって、急に自堕落な生活を送ってしまう学生も少なくありません。いつの間にか単位を落としてしまい、留年してしまうという可能性もあり得ます。

留年してしまうと金銭的にも、時間的にも非常にもったいない思いをするので、こうならないようにしっかりと自分を律することが大事になります。

「一人暮らしを始めたら怠けそう」と自覚がある人は、上京前にご両親と「週に1回電話で連絡を取る」のようなルールを作るなどしておくのも一つの対策です。

数字が証明?「地元より東京がいい!」

地方出身で上京している人に「将来は地元に帰りたいですか?」とアンケートすると、少なくとも半分以上、多い場合は7~8割程度が「帰らない(帰るつもりはない)」と回答するようです。

地方には働き口が少ないなどといった色々な理由はあるのでしょうが、それも含めて東京という土地に住むメリットの方が大きいとみなさん感じているのでしょう。

上京によって何かに失敗してしまうという人もいますし、都会ならではのデメリットもたくさんあります。それでもなお地元より東京に住み続けたいという人の方が多いということは、いまみなさんが上京を前にして感じている不安はきっといつか解消されていくものではないのかな、と思われます。

ここにある情報を参考に、いつか来る上京の日を楽しみに待ち望んでみてはいかがでしょうか。