月の土地が買える?!気になるそのお値段は?

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そろそろ念願のマイホームを建てたいなあ・・・                                                                              と、いうことでロケーションの良い土地を探している人もいるかと思います。

大地震や災害のニュースなどを見てしまうと、何かと災害の多い日本の土地、その日本を含む地球の土地は、選ぶのに頭を悩ませてしまいますよね。土地を買おうと思ったらまず不動産会社を訪れることになりますが、そんな土地をお探し中の人は埼玉県にあるルナ・エンバシ―ジャパンという会社では「月の土地」を販売していることをご存知ですか?

「え?本当に月の土地なんて買えるの?」

と、いう基本的な疑問についてはあとで説明するとして、まずは商品の説明から。

月の土地の権利証

これは同社に代金を払うと実際に月に存在する土地の「権利書」を貰えるというもので、以下のものがセットになっていいます。

  • 土地所有権の宣言書コピー(英文)
  • 月の土地権利書/月の憲法/月の地図
  • 月の土地権利書(和訳・A4)/月の憲法(和訳・A4)
  • オリジナル封筒

カードセットなどのギフト用や、アルミフレームセットなどの観賞用などといった様々な「月の権利書」が売られており、地球儀になぞらえた月球儀という商品も販売しています。そのお値段は1エーカー(約1200坪=サッカーグランド1面分程度)でなんと驚愕の2700円!

安い。安すぎますよね。土地なのにこんなに安くていいのだろうか?と真面目に考えてしまいます。

 

大気圏外だから家を建てるのは難しいけど、買っておけば将来的に値上がりするかもしれないし、プレゼントで月の土地をあげるなんてロマンチックじゃないか…しかし、よく考えてみると月に行けるようになるまでにまだ長い年月がかかるだろう。よって、持っていてもあまり意味は無いような…。でも、月を持ってるなんてちょっとカッコいいんじゃなかろうか…もしかしたらNASAに賃貸できたりして…宇宙人の分譲地として売れたりして…なんていろいろ考えたりもしてしまいます。月の土地、なかなか楽しい想像を膨らませてくれますね(笑)

 

月の土地は海外で実際よく売れているようでルーマニアでは、ルナ・エンバシー社が推奨しているように、バレンタインデーの贈り物として人気を集めたこともあるようです。マーケティングセンスが良いかは判断がわかれるところですが、日本でもギフトとして買うことを奨励するプロモーションが展開されているとのこと。

 

ちなみに月の土地の権利書の要点をQ&A形式でまとめておくとこんな感じです。

Q.権利書へ記載される情報は?
A.「ローマ字氏名」、「土地の場所(エーカー数)」「日付」

Q.NASAがその土地に入ったら、どうにかできる?
A.どうにもできない

Q.土地の維持費用はかかるの?
A.かからない

Q.有効期限は?
A.ない

Q.なぜ、こんなに安いの?
A.「もし高価だった場合、みんなが地球圏外の財産を得ることができません。
私達は、欲しいと思った人たちが誰でも買える値段で、できるだけ多くの人達に土地を所有してもらいたいと思っています。」(ルナ・エンバシー社HPより)

ふぅーん( ・з・)

ここまで聞くと実際に月の土地を買ってみたい、と思いますよね。そこで今回、筆者が実際に冒頭の「月の土地セット」を購入してみました。

 

月の土地はルナ・エンバシー社のホームページからインターネット上で注文することができます。  ↓↓

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注文画面の案内に従って氏名や送付先、支払方法などを入力していきます。

2700円はクレジットカード払いを選択。数分で注文完了。土地を買うのにこんなに簡単で良いのだろうか??と思ってしまう程簡単に注文できます。

 

そして、注文後待つこと数日。

お待ちかねの「月の土地セット」が手元に届きました♪

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こんな感じのちょっとかっこいい近未来風な封筒で届きます。ドキドキしながら封筒を開封。

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これが月の土地権利証セット一式。すべて英文で書かれていますが嬉しい日本語訳付きです。

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じゃじゃん♪

これが月の土地権利証。

うーん。英文なので何が書いてあるのかよくわかりませんが、同梱の和訳を参考にしながら読んでみると、どうやら筆者が購入した月の土地は、面積が1エーカー(約1200坪)

で場所は月面に区画分けされた土地の最北西端から南に8、東に19の位置、Quadrant Bravo TrotのJ-5エリア、「湿りの海」とよばれる月の海のひとつの中にあってロットナンバーが173/324とのこと。

J-5エリアとか湿りの海とか言われても全然見当つきませんが・・・( ̄◇ ̄;)

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同封されていた月の地図によると…この赤ポチのところのようです。インターネットで調べると、湿りの海の北端には、ガッサンディと呼ばれるはアポロ17号プレビューの着陸地点の候補に挙げられた場所があるとのこと。ほほう。なんとも歴史的な土地じゃないですか。Quadrant Bravo TrotのJ-5エリア、気に入りました。( ̄ー ̄)

 

これは月の土地所有権利宣言書(月の憲法)。和訳を片手に読むと、「デニス・ホープ」なる人物に、ものすごい強権が付与されていることがわかります。

第1条「地球の月は、不動産所有者らの投票による正式な銀河政府が実現し、その機能を開始するまでの間、ある一人の人物(デニス・ホープ)によって暫定的に統治される。(中略)デニス・ホープは月における唯一の認定された土地販売者であり続ける」とか。

他にも「デニス・ホープだけが他の惑星に宣戦布告することができ、銀河政府もこの裁定に従わなければならない」(第7条)とか。

このデニス・ホープとは一体何者なのでしょうか。

なぜ月の土地を売ることができるのか

これは結論から言うと、誰も月の所有権について定められない、という論理を逆手に取った、言ってしまえばトリックに近い話なのです。

そもそも地球の人間が月の所有権について決めてしまうというのも横暴な話のように思えますが、しかし、世の中にとんでもないことを考える人はいるもので、その人こそ月を販売するルナ・エンバシー(米国の本社)を創業したデニス・ホープという人物。

彼は「月は誰のものか?」とある時、疑問に思い、所有権について調べてみたところ、当時宇宙に関する国際法関連の法律は宇宙条約だけだったそう。この宇宙条約においては、国家が月の土地を所有することを禁止されていたが、なんと個人の所有について特に決められたことは無かったのです。そこで、彼は「月の土地を取得すれば販売できるのではないか」と考え、1980年にサンフランシスコの行政機関に出頭し所有権の申し立てを行ったところ、正式にこの申し立てが受理されてしまいました。

これを真に受けて同氏は、月の権利宣言書を作成、念のため国連、アメリカ合衆国政府、旧ソビエト連邦にこれを提出したところ、この宣言書に対しての異議申し立て等が特に無かったため、ルナ・エンバシー社を設立。月の土地を販売し、権利書を発行するという「地球圏外の不動産業」を開始した、というわけでした。

 

うぅーん( -“-)

なんだかよくわかりませんがデニス・ホープさんが非常に行動力のある男だというのはびんびん伝わってきます。そして現在彼は引き続き火星や金星、土星など好き勝手に販売中とのこと。どれだけアグレッシブなんでしょうか。

しかし、現在では「月にある天然資源を個人などが所有できない」とする「月協定」なるものが事後的に制定されてしまい、月の土地を買ったとしても、この資源については所有ができないことになってしまっています。とはいえ、資源以外の部分について、まさに土地についても所有することも販売することも合法だというから驚きです。

 

いかがでしたでしょうか。

気になってしまった人は、月の土地をとりあえず買ってみましょう。今夜はクリスマスイブ。月の土地の権利証を片手に恋人に愛を囁いてみてはいかがでしょうか。                  ちなみに卓球の福原愛選手は結婚に際してご主人様にサプライズで月の土地をプレゼントしたそうです。なんともロマンチックな話ですね。広い土地を購入するなんて、狭い地球ではなかなか難しい。でも、月に1エーカーの土地を持っていると思うだけで、なんとなく嬉しくなってしまいますよね。

なお、ルナ・エンバシー社が発行する「月憲法」第4条には、「アメリカ合衆国から、特に許可が与えられた場合を除いて、何人も、営利目的の取引を生じさせるという明確な目的を持って、所有する不動産を再分割してはならない」とあるので、月の土地で不動産投資はできないようです。購入の際はご注意を。

ルナ・エンバシー社HP http://www.lunarembassy.jp/