真夏でもヒンヤリ・・・事故物件とは?

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「事故物件」という言葉、聞いたことがありますか?

事故物件とは、嫌悪すべき歴史的事実があった心理的瑕疵不動産(賃貸物件、売買物件問わず)を意味します。

心理的瑕疵物件とは

具体的に自殺や殺人事件、死亡事故、孤独死などがあった物件
過去に火災や水害による被害があった物件、指定暴力団組織が近隣に存在する物件
宗教的施設の跡地に建てられた物件
過去に井戸が存在し、埋め戻して建てられた物件
火葬場やゴミ処理施設などの嫌悪施設が近在する物件
登記簿謄本に記載された権利関係がややこしい物件

といった条件を持っている不動産をさします。

心理的瑕疵物件(精神的瑕疵物件)は顧客側の価値観や宗教観等に大きく左右され、具体性に欠けるケースが少なくありません。 しかしながら自殺、殺人、火事などの死亡事件が発生した物件は一般的に事故物件と呼ばれており、事故物件の場合、売主や仲介不動産業者は、契約しようとしている客に対し、事故物件であることを重要事項説明書にて告知する義務が、宅建業法により定められています。

 

告知義務はいつまで?

上述の通り、事件・事故が起きたあとの最初の入居者に対しては宅建業法上の告知義務があります。しかしその後の入居者に対しては告知義務はないと判断されています。これは事故物件に対する心理的嫌悪感は時間の経過で薄れてゆくとされているためです。

しかし、この告知義務を無くすために不動産業者が自社の社員に賃貸契約を数か月間締結させた後に解約をする、という事故物件ロンダリングとも呼べる手法で本当の入居者に対して告知をしないという事件が頻発したため、現在では事故が起きてから数カ月の入居者がいたとしても、さらに次の入居者に対して事故物件であると説明をしないのは違法という判例が出ています。ただ、法令で告知義務の明確な期間が定められていない状況は変わっておらず、あくまで不動産業社次第というのが現状。しかしバレた時のリスクを考えると不動産業社にとっても割に合いません。よっぽどの悪徳業者でない限りは事前に訳あり物件だということを説明してくれるでしょう。

 

事故物件のメリット

事故物件というと誰でもネガティブなイメージを抱きますが、中には「デメリット、気にならなければ、逆に得」という逆転の発想であえて事故物件を探す人も出てきています。

事故物件の特徴は何と言っても家賃や価格が破格なこと。都心の一等地に建つ物件でも相場の半額以下で貸しや売りに出されている場合が多いです。

 

お金がないので仕方がない。

ネタづくりのためにあえて住んでみる。

真夏でも涼しそう。

一人きりになるのが嫌いだ。

幽霊でもよいので女性とふたりきりでお話しをしてみたい。

 

理由は人それぞれですが、わざわざそういった事故物件を狙ってお部屋探しをしたい、という人のために以下ではそんな事故物件の探し方をご紹介します。

 

事故物件をまとめているサイトで調べる

インターネット上にはさまざまなニッチなジャンルを扱うサイトがあり、事故物件を専門にまとめたサイトも存在します。

 

「大島てる」 http://www.oshimaland.co.jp/

事故物件関連では最大手のサイト。全国の事故物件を検索可能。

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「賃貸見切り品」 http://www.chintai-mikiri.com/

事故物件の件数は多くないが様々なデメリットがある格安物件をまとめたサイト

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UR都市機構で探す

URでは前の住人が亡くなったなどの事故があった物件を「特別募集物件」という条件で貸し出しており、1年から2年程度は通常の半額の家賃で借りることができます。
特にURの訳あり物件の場合は高齢者の病死の場合が多いため、他の事故物件よりは事故内容が比較的ライトだったりします。

URは各営業センターの窓口でしか公開されない物件があったり、またインターネットの募集サイトもリアルタイムで更新されるというわけではなくタイムラグがあるため、特に条件の良い物件はインターネットで公開される前に埋まってしまうことがあります。
URの事故物件は倍率も高いようなので、インターネットを利用するよりもお近くの営業センターに直接問い合わせることをおすすめします。

 

検索サイトを利用して探す

事故や事件が起こった物件を賃貸借するときは、不動産業者はそのことを相手に説明する義務があります。不動産サイトや住宅サイトに物件についての情報を掲載する際にもその旨の記載がされるのですが、物件の紹介の中であえて詳しく書かず、簡単に「告知事項あり」「説明責任あり」という形で表記されることが多いです。
この「告知事項」や「説明責任」というキーワードの入った物件を探せば、事故物件を比較的簡単に見つけることができるという仕組み。

大手不動産ポータルサイトのスーモでは「事故物件」で検索することが可能です。
しかし、すべての不動産のサイトで検索ができるようにはなっていないので、googleの検索機能をあわせて活用しましょう。
検索項目に例えば「告知事項」とか「説明責任」などと入力して検索します。最後尾に地名を付け加えると地域を限定して検索をすることもできます。

 

街の不動産屋に直接聞く

地域や、不動産業者によっても違いますが、地域の街の不動産屋さんなどでも事故物件を抱えている場合があります。ネットに詳しくない、ホームページすら無い不動産屋さんもまだまだ沢山あり、ネット上に情報が出てこない場合もあります。
そんな場合は、アナログですが、直接不動産屋さんに聞いてみる、というのも手です。
街の不動産屋さんは業者間の繋がりや地元の情報を豊富に得ることができるので今は事故物件がなくても、今後発生した場合には連絡をもらえるようにしておくのも良いでしょう。
事故物件に入居した人がその後どうなったか・・などという興味深い後日談も不動産屋さんなら知っているはずです。一度自分の足で街の中を回ってみましょう。

 

いかがでしたでしょうか。どんな理由で事故物件を探すにしても、くれぐれも住んだ後に後悔だけはしないようにしたいものですね。