4年以内に首都圏でM7?!データから見る災害対策

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自然災害といえばまっさきに思いつくのが地震と台風などの風水災害ですよね。

近年震度5を超える大きな地震が日本各地で頻発していますし九州各地を襲った豪雨被害は記憶に新しいところです。今回は科学的なデータを通して住まいと自然災害に注目してみたいと思います。

 

まず地震の方から。

M7クラスの地震が発生したとき、あなたの住まいは耐えられますか?

東大地震研究所から先に発表された「4年以内に首都圏でM7級の大地震が起きる確率は70%」という試算に衝撃を受けた方も多いと思います。

ひとたび大震災が起きれば大混乱に陥ることが予想される東京に住むのなら、地震に強い街に住みたい。そんな願いの参考になるのが、「表層地盤増幅率」という指標です。
地震の揺れの強さは「地震の規模」と「震源からの距離」によって異なります。ただ、規模と距離が同じでも、揺れの強さは建物の立つ地盤の固さで大きく変わり、地盤が固いかどうか、土地の表層近くの浅い部分(表層地盤)の揺れの大きさを数値化したのが、「表層地盤増幅率」なのです。
全国各地の表層地盤増幅率は、政府の地震調査研究推進本部が約250メートル四方単位に細分化して数値を公表しています。

自分の家や職場のデータを知りたければ「地震ハザードステーション」のホームページにアクセスしてみることをおすすめします。(住所からも確認可能です。)

余談ですがこのサイトを運営する独立行政法人「防災科学技術研究所」には、予算案で約100億円の補助金が計上されています。我々の血税をムダにしないためにも、ぜひ活用してみましょう。

 

地震ハザードステーション http://www.j-shis.bosai.go.jp

 

このデータを参考に区・市役所の所在地を基準に「東京都内の地震に強い地区ランキング」を作成してみた結果が下記の通り。

読み方としては、数値が増えるほど地盤はもろくなり、「1.5」を超えれば、要注意。「2」以上は、強い揺れへの備えが必要となります。
ちなみに、「住みたい街」の上位常連の最寄り駅の増幅率を調べると、吉祥寺は1.50、恵比寿は1.82、自由が丘は1.70、二子玉川は1.30、広尾は1.84でした。

注目の多摩地域(多摩市・八王子市・稲城市)は…堂々の123フィニッシュ!

もともとが地盤のしっかりした丘陵地帯だけあって多摩地区は地震に強い街だということが科学的なデータからも証明されましたね。多摩地域、地盤カッチカチです!地震が苦手な人はぜひ多摩地区でお部屋探しをしてみてはいかがでしょうか。

◇1/多摩市/1.04
◇2/八王子市/1.14
◇3/稲城市/1.23
◇4/武蔵村山市/1.26
◇5/国立市1.27
◇6/立川市/1.30
◇6/日野市/1.30
◇6/昭島市/1.30
◇9/小金井市/1.32
◇9/府中市/1.32
◇11/町田市/1.33
◇12/東大和市/1.35
◇13/国分寺市/1.40
◇13/東村山市/1.40
◇15/調布市/1.42
◇15/西東京市/1.42
◇17/清瀬市/1.43
◇18/大田区/1.44
◇18/墨田区/1.44
◇18/台東区/1.44
◇21/北区/1.45
◇21/渋谷区/1.45
◇21/杉並区/1.45
◇21/東久留米市/1.45
◇25/新宿区/1.46
◇25/小平市/1.46
◇27/三鷹市/1.47
◇28/練馬区/1.49
◇29/目黒区/1.50
◇29/板橋区/1.50
◇29/世田谷区/1.50
◇32/中野区/1.51
◇33/武蔵野市/1.53
◇34/品川区/1.60
◇35/豊島区/1.64
◇36/狛江市/1.74
◇37/文京区/1.99
◇38/足立区/2.06
◇39/千代田区/2.15
◇40/港区/2.27
◇41/中央区/2.28
◇42/江東区/2.30
◇43/荒川区/2.38
◇44/葛飾区/2.39
◇45/江戸川区/2.41

 

次に風水災害ですが、台風やゲリラ豪雨に襲われた際に発生しやすい災害が「土石流」「地すべり」「がけ崩れ」などの土砂災害ですよね。それぞれについて被害の恐れのある箇所を「土石流危険渓流」「地すべり危険箇所」「急傾斜地崩壊危険箇所」と呼んでいます。
「土石流危険渓流」「地すべり危険箇所」「急傾斜地崩壊危険箇所」のような「土砂災害危険箇所」は、都内に3,718箇所存在しています。

土砂災害による被害を未然に防ぐ、あるいは最小限にとめるためには、こうした対策に加えて、我々一人ひとりが日ごろから土砂災害に対して備えることが重要です。
そのために各自治体では市民に地域周辺の「土砂災害危険箇所」を把握してもらうために「土砂災害危険箇所マップ」を作成しています。まずは地域周辺の「土砂災害危険箇所」を把握して警戒に役立てましょう。

その他、大雨による河川氾濫状況の予測をしたのが各自治体の「洪水ハザードマップ」です。多摩地区は高台が多いので洪水の危険がある地域は少ないですが、市内を流れる河川周辺や多摩川周辺の地区では洪水被害を受ける危険のある場所もあるので、お部屋探しをする際は事前に洪水ハザードマップで確認しておきましょう。

災害はある日突然やってくるもの。大切な自宅や家財に損害を出さないためにもこういった情報を活用してできる限りの対策をしておきたいですね。

 

多摩市土砂災害危険個所マップ http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/jigyo/river/dosha_saigai/map/Tokyo37.html

八王子市土砂災害危険個所マップ http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/jigyo/river/dosha_saigai/map/Tokyo40.html

 

多摩市洪水ハザードマップ http://www.city.tama.lg.jp/0000001030.html

八王子市洪水ハザードマップ http://www.city.hachioji.tokyo.jp/emergency/bousai/m12873/001/p005647.html