ファミリーもカップルも!休日はカメラを持って多摩動物動物公園へ行こう!

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東京都日野市にある多摩動物公園。自然豊かな広い敷地に約320種類もの動物達がいることで有名な動物園ですよね。

今回はそんなカップル、ファミリーのレジャースポットである多摩動物公園をご紹介したいと思います。「有名だしいろんなサイトで紹介されてるからもう知ってるよ・・・」と、いう人のために多摩動物公園の設立の歴史的経緯など、あまり知られていないこだわり情報も載せてあるのでぜひお読みくださいね。

多摩動物公園の特徴

多摩動物公園の最大の特徴は、檻や柵をなくして壕で仕切る無柵放養式を採用している点。これにより、より自然に近い状態で動物と触れ合うことができます。この方式は、今でこそ日本各地の動物園に取り入れられていますが、日本で初めて採用したのは多摩動物園でした。

多摩動物公園設立の経緯

もともと多摩動物公園は、日本最古の動物園である上野動物園の第二動物園としてつくられました。上野動物園は1882年(明治15年)の開園以降、年々利用者数が増加し、戦前には平日ですら数万人の人々が訪れたと言います。当時の上野動物園園長・古閑忠道はあまりにも人が増えすぎたために入園者が動物とゆっくり触れ合う、という動物園本来の機能が果たせなくなっていることから、分園して第二動物園をつくる構想を練り始めます。

古閑園長が当初第二動物園の場所に選んだのは新宿区。この計画は多くの人の賛同を得てとんとん拍子で進んだものの、実施寸前になって突如中止に追い込まれてしまいます。戦後に日本を占領していたアメリカのGHQが「動物園より先に都民の住宅をその土地に建てるべき」として計画の中止を命じたのがその原因でした。ここに「新宿動物園」計画は幻となってしまいます。

新宿での動物園建設は実現することはできなかったものの、その後も古閑園長の第二動物園構想は生き続けます。しかし、都内に動物園を建設できるほどの広大な場所を見つけることは容易ではなく、なかなか実現には至りませんでした。そんなとき、南多摩郡七生村(現・日野市)から、動物園誘致の申し入れがあり、建設用地として約87,000坪の山地を寄贈するという話が持ち込まれます。こうして候補地を確保することはできたものの、今度は建設費用と動物園へのアクセスが課題に。しかし、これも当時、電車、バス、タクシーとこの地域の交通を一手に引き受けていた京王帝都電鉄(当時)が第二動物園構想に大きな関心を持ち、動物園へ客を運ぶための路線の敷設と建設費のバックアップを申し出たことから解決に至ります。

こうして紆余曲折を経ながらも新宿動物園計画断念から10年後の1958年(昭和33年)5月5日、多摩動物公園は無事開園の日を迎えて今日に至っています。もし、あのときGHQの反対がなければ多摩動物公園は誕生することはなかった、と思うとなかなか感慨深いものがありますね。当時の関係者の方々の苦労に感謝したいものです。

多摩動物公園の構成

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多摩動物公園はアジア園、オーストラリア園、アフリカ園、昆虫園の4つで構成されており、飼育されている動物数は約320種。定番のゾウやライオンももちろん見たいのですが、普段あまり目にする機会がないユキヒョウやシャモア、モウコノウマ、ゴールデンターキン、タスマニアデビルなどの珍しい動物もいるので来園の際はぜひチェックしてみてください。また、普段は非公開ですが日本では絶滅してしまったトキも飼育されています。昆虫園では蝶やカブトムシなど一年を通して観察できます。

それでは順番に各エリアを紹介していきたいと思います。

1.昆虫園

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多摩動物公園の昆虫園は実は世界的施設。

昆虫園内の大温室に入ったとたん「わあっ」と声をあげずにはいられません。まるで小山が一つ入ってしまったような規模です。そしてチョウの乱舞の出迎えとまさに夢の楽園です。

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日本最大級のチョウ・オオゴマダラもたくさん飛んでいます。顔のすぐ横をヒラヒラと舞い、頭や肩にとまったり。ここでは昆虫と緑が主役。その隙間をぬって人間が歩く緑の大温室です。他にもバッタやナナフシなどが隠れているので探してみましょう。

温室から出る際には服やカバンにチョウが止まっていないかを要確認。外では寒すぎたり、野鳥に食べられたりしてしまいます。

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このほか、1階ではグローワーム(土ボタル)と呼ばれるオーストラリアのヒカリキノコバエの幼虫が光る様子も展示しています。展示室が真っ暗なので幼虫が光る様子はまるで満天の星空!なんともロマンチックなのでカップルで来園の際はぜひお立ち寄りを。

ファミリーには虫好きキッズが実際に昆虫に触れるスペースもあるのでそちらで楽しみましょう。

2.アフリカ園

アフリカ園は大規模工事の真っ最中ですが、それでもゾウ、ライオン、キリンなど子どもが大好きな定番人気者がたくさんいます。動物園と聞いて真っ先にイメージするのがこのあたりの動物達ですよね。ここでは珍しい動物達をご紹介します。

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まずはキングチーター。体の模様が普通のチーターより少し濃くないですか?キングチーターとはチーターの体にある斑点が繋がり、帯状になっているチーターのことを言います。チーターの突然変異個体なんだとか。世界的にも珍しく、数十頭しかいないのではないかとも言われています。

日本国内で見られるのは、多摩動物園だけ。ぜひチーターの体の模様に注目してみましょう。

 

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お次はサーバルキャット。アニメ「けものフレンズ」のキャラクターになったことから人気に火がついた動物です。サーバルキャットの特徴として有名なのが跳躍力の高さ。「サーバルジャンプ」のイベントでは、3メートル弱の木に吊るされえた肉を、サーバルキャットが跳躍して捕食する瞬間を間近で観察できます。

なお、多摩動物公園のシンボルとして1964年に登場し、ライオンの屋外飼育場などを走ることで人気を集めていた「ライオンバス」は現在乗り場の耐震工事中のため2016年4月から運行は休止中です。再開も現在未定となっているのでご注意くださいね。

3.オーストラリア園

オーストラリア固有の動物たちのエリアです。

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オーストラリアといえば定番のコアラですよね。そう、コアラって人気者なのに、見に行っても丸まって寝ているだけ……という経験がありませんか?
手っ取り早く起きているコアラを見るには、餌やりの時間から15分以内に行けばいいのです。食べ終わって満足するとまた寝ちゃいます。けっしてずぼらなわけではなく、エネルギー源に乏しいうえに有毒なユーカリを食べているから、消化も大変で、省エネ生活せざるを得ないので仕方ない面もあるそうです。

 

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お次はこちらも「けものフレンズ」に登場した人気者タスマニアデビル

こんなにかわいいのになぜ「デビル」かと言うと、鳴き声が断末魔の叫び(?)みたいな感じだから。ヨーロッパ人が初めてタスマニア島に上陸したとき、夜になると森の奥から正体不明の恐ろしい叫びが聞こえ、恐れおののいて「デビル」と呼んだそうですが、こんな小さくてかわいい姿だと知った時にはどう思ったのでしょうね。
タスマニアデビルは伝染病の蔓延により絶滅の危機に瀕しており、保全活動が行われています。

 

↓めったに聞くことができないタスマニアデビルの鳴き声はこちら!(You tubeより転載)

うーん・・・顔を見ながらだと怖くないですよね(笑)

 

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こちらは世界的にも飼育されている数が少ないシャモア。シャモアは岩登りの上手なカモシカの仲間で、標高4000m以上の山岳に生息しています。輸入に関して検疫の問題があり、海外からの輸入は難しい状況にあります。タスマニアデビル、シャモアどちらの動物も日本で唯一の展示となっているので来園の際はぜひ観察してみて下さい。

 

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最後はワライカワセミ。「はっはっはー!わはははは!」と笑い声のような鳴き声が特徴的なカワセミです。カワセミの中では最大の種類で、ハトくらいの大きさがあります。鮮やかな青ががキレイで、見た目は可愛らしいですが、ネズミなどを捕えて食べるなかなかたくましい鳥です。頑張って笑わせてみましょう。

4.アジア園

園内で一番広いエリアです。

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まずはユキヒョウ。野生では数千頭しかいないと言われており、その姿を見ることもとっても稀な動物だと言われています。寒い地域に生息するユキヒョウの足の裏には、肉球部分にも毛が生えていて、雪の上でも自由に歩くことができるのだとか。日本でユキヒョウが見られる動物園は6か所だけ。銀色の体が美しくて、見とれてしまいます。鋭い視線でじっーと一点を見つめてカッコいいな…と思っていたら、視線の先には元気に遊んでいるオラウータンが。うーん・・やっぱり肉食獣ですね。

ちなみにユキヒョウがお尻を向けてしっぽを高く上げたらすぐ避難を!おしっこをスプレーされちゃいます。

 

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こちらはゴールデンターキン

ブータン、中国などの地域で、2500〜4000mの高山地帯に生息する動物です。

黄金色の姿は、輝いていてきれいなのですが、なぜか毛はいつもべとついているという彼ら。体中に臭腺(しゅうせん)があり、油じみた液体を分泌して、霧で体がぬれるのを防いでいるのだそうです。そのせいか、近くで見ると何とも言えない汚れっぷりです。見た目はおっとりしていて、可愛い動物。日本で飼育されている動物園は3か所しかないそうです。

 

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モウコノウマ

現在生息している数少ない野生馬の一種。かつてはモンゴル周辺に多く生息していたものの、野生では一度絶滅し、その後再野生化の取り組みによって、少しずつ増えてきているそうです。サラブレッドなどのイメージとは少し違っていて、ロバと馬の中間のような体型です。多摩動物公園にはモウコノウマがたくさんいますが、日本でこの馬が見られる動物園は,千葉市動物公園とここだけです。

 

いかがでしたか?

動物達は他にもまだまだたくさんいます。多摩動物公園はとても大きくて見どころいっぱいの動物園です。動物たちの姿を見ながら結構色々勉強もできてしまう楽しい仕掛けがいっぱい。
全制覇を目指して何度かぜひ行ってみてください。
お子さんの年齢によっても色々な楽しみ方ができるはずです。

 

<多摩動物公園>

東京都日野市程久保7-1-1

TEL 042-591-1611
FAX 042-593-4351

ホームページ http://www.tokyo-zoo.net/zoo/tama/

開園時間

9時30分~17時(入園および入園券・年間パスポートの発売は16時まで)

※動物の健康管理上、16時をすぎると見られなくなる動物がいます。

※開園時間は変更することがあります。詳細はHP上のカレンダーにてご確認ください。

休園日

水曜日(水曜日が国民の祝日や振替休日、都民の日の場合は、その翌日が休園日)
年末年始(12月29日~翌年1月1日)

※一部の水曜日を開園することもあります。詳細はHP上のカレンダーにてご確認ください。

入園料金

・一般(高校生から64歳):600円
・中学生:200円
・65歳以上:300円
※小学生以下または都内在住・在学の中学生:無料(都内在住・在学の中学生は生徒手帳、65歳以上の方は運転免許証などの年齢を確認できる物の提示が必要です。)

無料公開日

みどりの日(5月4日)/開園記念日(5月5日)/都民の日(10月1日)

※老人週間(9月15日~21日)期間中の開園日は60歳以上の方の入場は無料です。(付添者1名無料)

交通アクセス

公共交通機関を利用される場合

京王線、多摩モノレール「多摩動物公園駅」下車、徒歩1分

車を利用される場合

中央自動車道「国立府中IC」から約20分

※多摩動物公園には一般駐車場はなく、車での来場者は、周辺の民間駐車場を利用することになります。最寄りは、京王グループが園から徒歩3分以内に整備している4つの駐車場で、料金は、平日ならば乗用車で一日当たり700円です。土日祝日は季節によって900円~1600円になります。平日でも朝から満車になるのでご注意を。