2017年の山!東京都最高峰、雲取山に登ろう

%e3%82%a2%e3%82%a4%e3%82%ad%e3%83%a3%e3%83%83%e3%83%81

雲取山は東京都の最西端、奥多摩にある標高2017mの山。2017年が標高と重なることから今年は特に登山愛好家らの間で一段と注目を浴びているそうです。今年登ると何かいいことがあるかもしれない、今回はそんな雲取山を紹介したいと思います。

雲取山山頂は東京都、山梨県、埼玉県の都県境に位置し、東京都で唯一、一等三角点(測量の基準になる点)があり、東京都の最高峰でもあります。妙法ヶ岳(標高1332m)、白岩山(標高1921m)とともに三峰山(みつみねさん)三山の一つです。

雲取山は、関東からのアクセスがいい為、通年を通して多くのハイカーで賑わいます。 日本百名山にも選ばれ、多くの登山道が山頂に通じているため、技量、体力によって通年登れるのが魅力です。その手ごろな標高から関東では有名なハイキングコースである高尾山を卒業したハイカーが次に目指す目標とすることが多いですが、どこの登山口から登ってもコースタイムが非常に長く、健脚者でなければ日帰りは難しいので注意が必要です。ハイキング感覚で登ることはせずにしっかりと装備を整えた上で計画的な登山を目指しましょう。特に冬場は積雪があることから軽アイゼンが必須となります。

%e5%86%99%e7%9c%9f1

冬場の雲取山。山頂付近はこんな感じになります。

筆者はうかつにも積雪期にアイゼン無しで登ってしまったため、山頂手前の急坂がどうしても滑って登れず、四つん這いになって這い登った苦い記憶があります・・・( ┰_┰)

%e5%86%99%e7%9c%9f4

冬場は空気が澄んでいるので富士山が特に綺麗に見えます。

登山ルートによっても異なりますが、山頂に到達するまでに「(埼玉県側の)三峰山口から約5時間」(ヤマケイオンライン)。つまり、往復に計10時間近く要するので、仮に朝7時に登山口を出発して、樹林の中をひたすら歩き続けても、下山するのは夕方4時を回ってしまうことになります。難所と言える箇所はありませんが、登山初心者が日没が早い晩秋から春先にかけて、日帰りでこの山に登るのは相応のリスクが伴うことを覚えておき、万一に備えて登山の前には必ず所轄の警察署へ登山計画書を提出しておきましょう。

ただし、山頂の30分下に雲取山荘があるので一泊の行程を組めば登山初心者にもやさしいルートになります。 山頂からの展望はすばらしく、特に富士山が美しく望めます。体力に自信の無い人は無理をせずに一泊でお登山計画を立てましょう。

%e5%86%99%e7%9c%9f2

こちらが雲取山荘。

宿泊料金は1泊2食付きで7,800円、素泊まりだと5,300円(小学生以下は500円引き。)お風呂はありませんが寝具の用意はあるので寝袋は必要ありません。予約はお電話にて。

雲取山荘TEL 0494-23-3338

 

登山コース案内

ここでは最も代表的な三峰ルート、鴨沢ルート、三条の湯ルートの三つを紹介します。
各リンク先はヤマケイオンラインに登録されたヤマケイ会員のそれぞれのコース記録の一例です。実際の登頂所要時間は体力、天候、装備等により著しく異なるのでご参考までに。

 

1.鴨沢ルート

http://www.yamakei-online.com/cl_record/detail.php?id=77526

バスの本数が最も多くアクセスがいいのが鴨沢ルートです。ちなみに筆者も鴨沢ルートからしか登ったことがありません。

%e5%86%99%e7%9c%9f7

登山道入口にあるド派手な看板。2017アピールがすごいですね。                 謎の黄色いキャラクターは山梨県丹波山村のマスコットキャラクター「タバスキー君」とのこと。

このコースは標高差が1,467mもあり、雲取山山頂まで5時間ほどかかるため日帰りはやや困難ですが、コース全体に危険個所は無く、積雪時期にもよく踏まれています。一方で樹林帯の中の単調な登りが、七ッ石小屋辺りまで続く退屈なコースで、ブナ坂まで登ってようやく展望が開け、稜線上に登山道が山頂まで伸びています。

%e5%86%99%e7%9c%9f5

しばらくはこんな感じの単調な雑木林が続きます。

%e5%86%99%e7%9c%9f8

眺望が開けるまでが地味に長い…体感時間を倍増させます。。

%e5%86%99%e7%9c%9f3

ブナ坂から稜線上に続く登山道。ここから一気に眺望が開け、富士山や南アルプスの山々を見ることができます。この道は本当に気持ち良いです。

%e5%86%99%e7%9c%9f6

この稜線は山頂まで続きます。てっぺんに見えているのが山頂にある避難小屋。この中で休むことができます。

pixta

山頂から望む雲海の中の富士山。一見の価値ありです。
マイカーの場合には鴨沢の加茂神社の脇から林道に入り、約60台駐車可能な無料駐車場に停めるのが便利です。国道411号線沿いの鴨沢バス亭前にある駐車場は12~13台と狭く、土日には一杯となることがほとんどです。登山道のすぐ手前に2台ほどの駐車スペースがありますがこちらも停めるのは難しいでしょう。

 

2.三峰ルート

http://www.yamakei-online.com/cl_record/detail.php?id=94020

三峰ルートの登山口の標高は1,040mで、三ルート中最も高い所にあり、標高差は977mと少なく、雲取山を日帰りするには最も適したコースです。
霧藻ヶ峰休憩所を過ぎた辺りからは、痩せた稜線上を適度なアップダウンの繰り返しが続き、変化に富んで楽しい所です。
芋ノ木ドッケから30分くらい歩くトラバース区間は、11月から4月下旬まで路面凍結して滑落事故が起きやすい所です。(谷側の傾斜はきつくありません。) 積雪期には冬山装備を十分して臨んでください。

 

3.三条の湯ルート

https://www.yamakei-online.com/cl_record/detail.php?id=31474

三条の湯ルートは後山林道が通行できれば、最も最短で登れるルートですが、林道が崩壊工事のため通行止めになることが多く、確認が必要です。
道路状況の詳細は奥多摩ビジターセンターで確認してください。
後山林道が通行できても、道幅は狭く、谷側にガードレールが設置されていない個所が多いため、運転熟練者向きです。
林道終点近くに約10台の駐車スペースがあります。
三条の湯は風情のある所で、宿泊に使ってもよし、下山時に渓流を眺めながら入浴するのも一興です。
複数人のグループの場合、山小屋の送迎がありますので、電話にて確認してください。 三条の湯から南方向に向かうトラバース箇所は冬季凍結する所で、積雪時期にはあまり踏まれていません。

 

登山計画書の提出
山梨県警察 郵送、電子メール、ファックスなので提出可能です。
埼玉県警察、東京都は青梅警察署

 

電車でのアクセス

行き:新宿駅~(中央線立川経由青梅線2時間15分)~奥多摩駅~(西東京バス45分)~お祭

帰り:鴨沢~(西東京バス40分)~奥多摩駅~(中央線立川経由青梅線2時間15分)~新宿駅

 

車でのアクセス

圏央道日の出ICから国道411号(青梅街道)で後山林道入口まで50Km、さらに後山林道終点の登山口までは9Km。

 

いかがでしたでしょうか。

2017年も残り3ヶ月になりました。山が紅葉に染まるこれからの時期が登山にはお勧めですが本年中の登頂を目指すなら積雪期に入る前、11月上旬から中旬ぐらいまでを狙うようにしましょう。