紅葉まつり開催中!趣き深い日本庭園、百草園へ行こう!

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いよいよ秋も深まり、日々朝夕の寒暖の差が激しくなってきました。

日中は過ごしやすい気温が続くこの季節、お休みの日にはついふらりと出かけたくなってしまいますね。この時期といえば山の木々が赤や黄の鮮やかな色に染まる鮮やかな紅葉の季節。今回は「紅葉は見たいけど遠く山まで出向くのはちょっとしんどい・・・」という人のために、近場で気軽に紅葉を楽しむことができる多摩のスポット、「百草園(もぐさえん)」をご紹介します。

百草園は多摩丘陵の一角である東京都日野市百草560番地に位置する庭園の名で、1957年からは、京王電鉄が所有しているため、正式名称は「京王百草園(けいおうもぐさえん)」といいます。

江戸時代の亨保年間(1716年~)、小田原城主大久保候の室、寿昌院殿慈覚元長尼が徳川家康の長男・岡崎三郎信康追悼のために松連寺を再建し、それに伴ってつくられた庭園が百草園です。松連寺は明治初期に廃寺となり、百草園は地元出身の生糸商人の所有を経て昭和32年に京王電鉄に移管され、現在に至っています。

園内にある有名な「寿昌梅(じゅしょうばい)」は寿昌院が自ら植樹したと伝えられおり、梅の開花時期には約800本の梅が咲き誇ります。百草園と言えば梅の名所として有名ですが、園内では梅の他にも四季の草木に彩られ、沢山の花を楽しむことができます。また、食事や喫茶ができるお休み処や、茶会や句会のできる施設もありますので、歴史と自然を感じる空間でゆっくりとした時間を過ごすことができます。

また百草園には江戸時代から明治・大正にかけて、多くの文人・作家等が訪れており、中でも若山牧水はとくにこの地を愛したと言われています。上述の通り現在は梅が有名ですが、毎年、春の百草園まつり(4月下旬~5月上旬)、紅葉まつり(11月)、梅まつり(2月・3月)を開催し、来園者に親しまれています。

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それでは只今紅葉が見頃の百草園をみていきたいと思います。電車を利用する場合は駅から少し歩くのでまずは場所のご案内から。

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百草園の最寄駅は京王線の「百草園駅」になります。この駅はホームがカーブしているので乗降の際は足元にご注意くださいね。駅を出たら南側へと進みましょう。

 

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駅南側の大きな交差点。ここを渡って右手の方向へ進みます。向こう側に百草園の看板も出ていますね。

 

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百草園には駐車場が無いので、車でいく場合はこの辺りに数ケ所あるコインパーキングを利用しましょう。

 

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交差点を渡ったらどんどん進みます。

 

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150m程歩くと左へ入る看板が目に入るのでここを左へ曲がります。

 

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みちなりに進みますが、なんだか前方が高台になっているような・・・嫌な予感。。

 

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そうです。百草園はかなりの高台に位置しているので、徒歩で行くには急勾配の坂を上らなければいけません。

 

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うーん。写真ではあまり伝わりませんがけっこうな登りです。足腰に自信の無い方は、駅からタクシーを利用することをお勧めします。

 

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(;´Д`)ハァハァ・・・この先のカーブを抜けるともうすぐそこです。。

 

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見えました!坂を上りきったところの右手が百草園の正門になります。

 

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こちらが入口。さっそく中へ入ってみましょう。現在は紅葉まつり2017の真っ最中ですね。

 

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入口をくぐるとすぐのところに入園券売り場があります。ここで入園券を購入しましょう。入園料は大人が300円、小人が100円。お財布に嬉しい金額ですね。園内の案内マップを受け取るのもお忘れなく。

 

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さて、入園券を購入したら風情のある石段を登って園内へと進みます。

 

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赤い矢印がお勧めの園内散策コースとのこと。様々な植物に目をやりながら急がずのんびりと歩きましょう。

 

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園内各所には梅の木が植えられていますが、現在は残念ながらシーズンオフ。梅の花は2月のお楽しみにとっておきましょう。

 

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園内の散策路を進むとおおきな紅葉の木が見えてきました。ちょうど見頃ですね。

 

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紅葉の脇には風情のある休憩所がありました。園内にはこのような休憩スポットが多数用意されています。

 

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階段を昇ると目の前に松連庵(しょうれんあん)が現れます。茅葺屋根のあたたかさが伝わる日本家屋です。ここにはかつて蕎麦処があり、四季の草花を眺めながら蕎麦を食べることができましたが、現在は閉店しています。うーん残念。。

 

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お蕎麦は食べられませんでしたがコーヒーは飲めるようですね。ここで喉の渇きを癒しましょう。かなりの坂を登ってここまでくるため、喉がカラカラの人が多いことでしょう。

 

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松連庵の内部です。

 

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ここにはけん玉、竹とんぼ、こまなどの昔の玩具が置いてあり、自由に遊ぶことができます。古き良き時代の日本にしばし想いを馳せながら玩具で遊びましょう。

ちなみに松連庵は一般に貸し出されており、ここで茶会や歌会、句会などを開催することができるそうです。予約は利用の3ヶ月前から可能で利用料金は12,000円(税別)とのこと。園内がドラマやCMの撮影に使われることもあるようです。

 

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松連庵の前には冒頭で述べた樹齢300年といわれる梅の木で百草園のシンボル、「寿昌梅(じゅしょうばい)」があります。寿昌梅は小田原城城主大久保候の室、寿昌院殿慈覚元長尼が徳川家康の長男、岡崎三郎信康追悼のために植樹したと伝えられています。たくさんのつっかえ棒がこの梅の木の長い歴史を物語っていますね。

 

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ちなみに梅の季節にはこんな見事な花を咲かせます。さすが300歳。貫禄がありますね!

 

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松連庵から左手の方に進むと秋の百草園の見所のひとつ、真っ赤に色づく見事な大盃(おおさかずき)の木と三檪庵(さんれきあん)が現れます。三檪庵は秋田杉の無垢材をふんだんに使った茶室で左手には竹林があり、紅葉・竹・茶室と三拍子揃った紅葉シーズンには外せないフォトスポットです。この時期に百草園にきたらここで忘れずに写真を撮りましょう。紅葉が散った足元はまるで緋毛氈を敷いたような美しさですね。三檪庵も松連庵と同じく有料で借りることが可能です。

 

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こちらは三檪庵の脇にある藤棚。現在はこんな感じなのですが・・・

 

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じゃじゃん!シーズンには見事な藤の花を咲かせます。5月の百草園ではこちらの藤棚が一番の見所になります。

 

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松連庵の右手の方へ進むとステージがありました。

 

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ふむふむ・・・紅葉まつりの最中はいろいろなイベントがこのステージ上で行われるようです。紅葉に包まれながら琴の演奏、風情がありますね。機会があればぜひ聞いてみたいです。

 

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ステージの奥にはちょっとした見晴らしスポットがありました。よく晴れた日には筑波山が見えるようですが・・・今日は難しいかな?

 

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紅葉に彩られた道を通って百草園の奥にある「見晴台」を目指します。

 

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道の途中に松尾芭蕉の句碑がありました。

「しばらくは花の上なる月夜かな」

うーんと意味は・・・「しばらくの間は今を盛りと咲き誇る花の上に月が照っている。この美しい風景を満喫しよう。すぐに月は傾いてしまうからね」と、いったところでしょうか。

さすが自然の美をこよなく愛した芭蕉ですね。この俳句からもかつての百草園の美しさが想像できますね。

 

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トイレがありました。百草園はトイレにもどこか風情がある・・・ような気がしますね。

 

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百草園のフォトスポットのひとつ「見晴台」に到着しました。ここからは都心方面の景色が一望できます。

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おっ。左端になんとなく見えるのがスカイツリーと都庁のツインタワーですね!(「・_・)

 

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それではそろそろ紅葉の道を引き返して正門に戻りましょう。

 

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ここにも見事な紅葉が!この色づき具合は大盃でしょうか。

 

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帰り道に日本水仙をみつけました。この花はこれから満開を迎えるのですね。

 

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百草園には多数の野鳥が生息しています。春にはいろいろな野鳥のさえずりが楽しめそうですね!

 

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園内を一周して正門に戻ってきました。

あっという間でしたが秋の百草園、満喫させていただきました。また違う季節、特に梅の季節にはぜひ来てみたいですね!

 

いかがでしたでしょうか。

現在も豊かな自然を残す多摩丘陵。その一角に佇むのが、百草園です。

百草園では現在紅葉が見頃ですが、11月11日(土)~ 12月3日(日)の期間で、毎年恒例の〝京王百草園 紅葉まつり”を開催中です。期間中の土・日・祝には、和楽器等の演奏イベントが行われ、他にも、プレゼントがもらえる〝園内クイズラリー”や〝じゃんけん大会”など楽しい企画も盛りだくさんですよ。

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さらに11月23日(木・祝)~11月26日(日)の4日間は、閉園時間を19:00まで延長してなんと〝紅葉ライトアップ”が行われます!まだ今年は紅葉を見ていないなぁ、という人はぜひ多摩の百草園まで足を運んでみてはいかがでしょうか。

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和の心を今に伝える趣き深い日本庭園。それが百草園です。この世界観に触れれば日常生活で疲れた心もきっと癒されることでしょう。

 

<京王百草園>

〒191-0033東京都日野市560

TEL:042-591-3478

定休日:水曜日(祝日の場合は翌日、年末年始12 月30 日~ 1 月3 日)

営業時間:午前9:00 ~午後5:00(11 月・12 月は午後4 :30 まで)

ホームページ:http://www.keio-mogusaen.jp/

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